LDKは家族が集い食事をして、くつろぐ場所です。家の中心と言っても過言はありません。
まずこの場所のありかたを考える家づくりの方向性がはっきりしてきます。
『明るく風通しのいい家』に住みたいと、ほとんどの人は考えるのではないでしょうか。限られたスペースの中で、日当たりと風通しを確保するには、プランの工夫が必要になってきます。
明るい家にするためには、部屋へ均等に光を入れることが必要です。それには太陽の通り道(軌道)を考えた窓の配置が大切になってきます。北側のハイサイドライトやトップライトは、暗くなりがちな北側の部屋を明るくするのに効果的です。
風に関しては夏を基準に考える事が基本です。関東なら南南東、関西であれば南南西の夏の恒常風が取り込めるようにすると、風のよく通る家になります。
吹き抜けと開口部で、明るく風通しのいい開放感のあるリビング。この建具は折りたたみ、全開にする事もできる人気商品です。床は杉の無垢板を使いましたので、ナチュラルでとても快適です。
近頃はコンピューターの建築用3Dソフトで、実際の光の通り道をシミュレーションすることが出来るようになりました。立体的に解りやすく表現できるので、プラン検討をするのに、とても便利になりました。
各部屋が独立して使用されるのではなく、各部屋同士の行き来をしやすくすると使い勝手も良くなりますし、人の出入りも多くなり、結果的に人の集う空間になります。部屋を人が行きかうことによって、家全体を無駄なく使うことができ、活気ある雰囲気をかもし出すこともできます。そういった温もりや活気が、生活の基本になり、家に帰ったときにリラックスできたり家族団欒できたりと、生活空間全体が豊かになります。
団欒の基本は『食べること』だと考えます。きちんと日々の食事をつくり、きちんと食べる。休日には家族や仲間とゆっくり、わいわいと食事やお酒を楽しむ、これだけでずいぶんと暮らしは充実するのではないでしょうか。そのためにはキッチンの必要なスペースをよく考え、食事の用意や片付けに便利な動線を確保することが、日々の暮らしに快適さを生み、また人の集う家づくりの基本となります。
料理好きのご夫婦のダイニング。一点豪華主義で購入していた大きなテーブルを置くところからプランが始まりました。普段の家族の生活でもゆっくりできるし、休日に友人がたくさん遊びに来てもワイワイと楽しめる場所となりました。
近頃は薪ストーブが人気です。暖かい温もりがとても気持ちよく、体も気持ちも癒されます。街中でも条件が合えば設置できますし、薪を販売している場所も増えてきました。手入れは少し手間ですが、実際に使用されている人は、そういった手間も暮らしの中に取り入れて楽しまれています。 また、オートバイが趣味で手入れをされるピットを中庭に作られた方もいます。最近はホームシアターが手軽に楽しめると人気で、計画段階から希望される方が多いです。家の中にこだわりの場所が一箇所でもあると、わくわくするものです。
薪ストーブを設置するところからプランが始まりました。掃き出し窓の近くに設置したので、薪も運びやすく、掃除にも便利です。無垢板の杉の床でゆったりと過ごしたり、ストーブの上で網を使って料理したりすることが、冬の暮らしの中心となりました。
(薪ストーブ:アンデルセン、モルソー)